いつの日か、シュール・ストレミングを!

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鹿児島の高校を卒業し母の後を継いで美容師になる事にした私は東京の美容学校へ入学しました。東京には叔父、叔母が在住していて当時は良く遊びに行かせてもらいました。当時、叔父は海外から色々な食品を輸入する会社に勤務していましたので何時も美味しい物を良く食べさせてくれました。

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海外の初めての味美味しさに感嘆!

ドイツのソーセージやサラミ、フランスやデンマークのチーズやフォアグラ等です。何時も一泊して帰りがけには、お土産を頂き帰ると美容室の仲間達と一緒に食べて皆んな喜んでくれていました。

スライスしたチーズをパンに乗せコンガリ焼いて一口、噛むとチーズがガムの様にビューンと伸びて当時、国産のチーズには無い深いコクと旨みにトーストが御馳走へと変化して行きました。

この時のチーズはデンマークの「サムソー」と「マリボー」です。

この頃の事が影響しているのかどうか?私は無類のチーズ好きになってしまいました!

因みにパンを焼かずに食べる時は青カビのチーズの「ゴルゴンゾーラ」が一番、美味しく感じます。

しかし”ゴルゴンゾーラ”は先述の「マリボー」や「サムサー」等より、はるかに匂いが強くチーズの中では一番、臭気が強い様な気がします。しかし今の私は美味しさの余り、匂いは何とも思わなくなってしまいました。

 

デンマーク製の青かびのチーズ ゴルゴンゾーラ

デンマーク製の「マリボー」のチーズです。

デンマーク、ローランド島で生まれたチーズ「マリボー」です。サムソー島で生まれたチーズ「サムソー」と並びデンマークに於いては一番にポピュラーなチーズといえます。

チーズ誕生のきっかけは?

 

乳製品の代表的な発酵食品であるチーズは最初ヨーロッパに於いて約7000年も以前に生まれた食品と言われています。

人々が家畜を飼い、その乳を飲食し始めた頃に偶然にも乳酸菌が入り込み発酵したのがチーズの始まりと言われています。

様々な地域により使われている発酵の為の微生物の違いや製造方法の違いにより多くの種類のチーズがあります。

ナチュラルチーズとプロセスチーズの違いは?

チーズは大きく分けてナチュラルチーズとプロセスチーズに分類されます。

ナチュラルチーズは熱を加えず乳酸菌の働きを、そのまま持続させる為に比較的、賞味期限が短く発酵が少しずつ進んでいるので味の変化が楽しめます。

プロセスチーズはナチュラルチーズに熱を加え発酵をストップさせ一定の味を保ったチーズになります。

比較的、賞味期限は長く常に何時でも同じ味を味わう事ができます

 

4種類すべてフランス産のチーズ(ナチュラルチーズ)

まん中の細長い   ブリー地方で作られる白カビチーズ           ブリー

右端        風味がウニやカラスミに例えられる           ミモレット

左上        フランス アルザス地方のフランス代表的なチーズ    マンスティール

左下        ”ブリー”を元に生まれたチーズ              カマンベール

 

初めての味!マーマイト

以前、ニュージーランドへ出掛けた時、ホテルでの朝食で食した”マーマイト”

今迄、味わった事の無い味覚でした。

ニュージーランド在住の日本人の知人の話しだと、この方の家族は皆んな大好きな食品だけれども大抵の日本人は好まない食品との事でした。

私は初めて口にした時、「なんて美味しいんだろう!」と思いました。一緒に旅していた友人は「うゎー!まずい!」と顔をしかめています。この様に人の味覚はこんなにも違う物なのだと再認識させられました。

このマーマイトはトーストやクラッカー等に塗って頂くのですが料理上手な方はワインや料理酒に溶かして隠し味としてスープ等にも使う様です。

マーマイトはビールの醸造過程で最終的に沈殿した酵母と野菜エキスを原料としていてイギリスで生産している発酵食品です。原料である酵母は腸内細菌の善玉菌の餌となるオリゴ糖を腸内で作ることが出来ます。その為、善玉菌の働きが活性化され腸内を悪玉菌から守ることが可能になります。

イギリスの他に昔、イギリス領であったアイルランド、オーストラリア、ニュージーランドではソウルフード(大衆食)として多くの人々に好まれています。

米国、日本などでは理解できない味と香りのマーマイト

しかし一般的に言われているのは外国人には全く理解し難い味と香りの為に米国や日本に於いては評判が良く無く、あまり普及はしていない様です。

私は旅先でマーマイトが気に入りましたが買いそびれてしまい、あちこち探し回り、やっと一軒のお店で手に入れる事が出来ました。

同じ物を食べてきた親子でも味覚、嗜好の違い!

生前の母へ「お母さん!これ美味しいから舐めてみて!」すると母は一口、食べて「私はこんな物、要らないわ!」との返事。母の作ってくれた御飯で長年、生活をし母と同じ食品を食べてきたのに味覚の好み、嗜好は親子でも違うものなんだ!と再認識させられました。

やっと見つけたマーマイトでしたが、もう数年前からお店から姿を消してしまいました。先述の様にあまり日本では人気が無く需要が無かったようで今では、もっぱら通販頼みです。

世界一臭いと言われている発酵食品 シュール・ストレミング

世界で一番、強烈な匂いと言われているスウェーデンの、にしんを塩漬にして発酵させたシュール・ストレミング・・・さすがにこれは通販で取り寄せて食べるには敷居が高すぎます。

ニシンを塩漬けにし発酵させて缶詰めにしたもので、缶詰にした後も発酵をし続け、内部が発酵ガスの圧力が高くなっているので中の漬け汁が缶を開けると噴出しやすくなり、その為、衣服に付着すると洗濯しても匂いが取れにくくなる様です。ですから開缶の時には雨カッパを着なければならない様で、そこまでして食べなくちゃ!だと少し大変になります。

私がいくら発酵食品好きでも、そこまで大変な事だと取り寄せる勇気が今の所ありません。

いつか、北欧の美しい海岸線の壮大なフィヨルドを眺めてシュール•ストレミングを食してみたいと思い描いています。

微生物からの私達への贈り物を、匂いだけで嫌わずに、折角なので一度、受け取ってみたら如何でしょうか?  きっと、嬉しい恩恵に出逢えると思いますよ!!

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